私は、どうしても凛に元気になって欲しくて次の日物理準備室に行って佐伯先生に話すことにした。
こんなの、あんまりじゃない、
凛にはお節介かもしれないけど、私は佐伯先生に腹が立った。
『それなのに、佐伯先生の方は普通にしてるんでしょ?
なんで凛ばっかり…』
そう思って物理準備室に行くと佐伯先生は仕事をしていた。
「佐伯先生」
呼びかけると佐伯先生はこっちを向いて
「はい?」
と返事をした。
「あの、少し時間を頂けますか?」
すると先生はパソコンを閉じて「わかった」
と言って私に椅子を準備した。
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