光「復讐を止める?」

ヒューズ「はい。」

光「止められると思うか?」

ヒューズ「いえ。でも、光様にしか頼れません。」

鍋のものをお皿へと注いでいく。

光「俺だって止められるなら止めたい。
でも、今のままでは無理だ。」

ヒューズ「無理?」

光「ああ。俺は菜月みたいに誰かを失ったことも無ければ、誰かを心の底から憎んだこともない。」

お皿をダイニングテーブルへと運んでいく。

光「だから、あいつを言葉で説得することは出来ないんだ。
もしも止めるとしたら、方法は一つしかない。」

ヒューズ「あるのですか!?」

光「ああ、俺があいつより強くなることだ。」

ヒューズ「なっ何を言っているんですか!?菜月様は本気で戦えば、あらゆるロボットを出してきますよ!?
勝てるわけ無いじゃないですか!!」

光「ああ、だから今の俺には無理なんだ。今の俺には、あいつの作るロボットに勝てる自信がない。」

テーブルの上にスプーンとフォークを置いて、ヒューズのそばに行く。

光「でも、俺は菜月を守りたい。なら、そうするしかないだろ??」

ヒューズ「確かにそうですね」

光「成功する確率は無いに等しいが、俺を信じてくれ、ヒューズ」

ヒューズ「分かりました。あなたを信じます。」

そしてヒューズはロボット達のいる部屋へと向かった。

健闘を祈ります、、、
そう聞こえた気がした。