「見て!あれ、篠宮さんじゃない?!」

「ほんとだ!いつ見ても綺麗だよね~」

今日も遠巻きに見られているのがわかる。

いつもの事だけど、まだ慣れない。

こういうのってどうしたらいいんだろう。

そう思って、ため息が出そうになった時

後ろから走ってくる音が聞こえた。

またか。ほんとに、あいつは。