夕日の色

「奥原は…本当に…あたしが好きなの?」


奥原を見ていられない。胸がうるさくなるから。


「……はい、そうですよ」


「ほ、本当の、本当に?」


「はい、本当の本当にです」


また胸がうるさくなった。
恋……あたしが……誰に……?
もう…何となく分かった気がした。