夕日の色

みんなが一斉に大声で叫ぶ。


「な、何であんなにイメチェンしたの!?」


「も、もしかしてあの様子からして奥原君狙いで…?」


「え!奥原君は真央とくっつくのかと思ってた!」


みんなが一斉にあたしを見る。


てか、奥原付き合ってないし。
あたしとくっつくなんてないし…。


「ま、幸せになればいいんじゃないの?」


「真央かっこい〜、あたし真央と付き合いたい〜」


あたしは笑って席に戻った。


あの2人、見た感じはお似合いだよね。
でもやっぱり…苦しい…何で…?


あたしは和花があたしを見ている事に気付かなかった。