真央side





翌朝、和花からメールが届いていた。


【いいよ、別に怒ってないし。
それよりも委員長の事は別に気にしなくていいと思う。誰かに何を言われても気にすることなんてないよ。
自分の気持ちに素直に…これだけは言っとくね。奥原の事もいつか分かる日がくると思うよ。胸の痛みは奥原が原因だし、奥原の事を何とかすれば分かってくるんじゃない?
忘れちゃダメだよ。自分の気持ちに素直に。】


メールを見終わるとあたしは首をかしげた。


…ますます分かんない…。
奥原の事は自分で分かってくる…?
まだ今は分かんないって事だよね?てことはまだ胸の痛みは治らないんだ…。


「真央〜朝ご飯できたよ〜」


下からお母さんが呼ぶ。


「は〜い」


あたしは返事をすると鞄に携帯を入れて下へ降りた。