夕日の色

「あ、そ、それで話って?」


あたしが聞くと委員長は悩んだように黙って


「どこかゆっくりできる所で話したいな」


と言った。ここの近くに小さなカフェがあるという事でそこに行くことになった。


その小さなカフェは本当にこじんまりとしていてあまり目立たないような路地裏の手前にある。


「荻島さん、どれにするの?」


「え?あ、じゃあカフェオレ飲もうかな」


「私も。すいません」


委員長は店員を呼ぶとササッと注文をしてあたしに向き直る。