夕日の色

「ひゃいって何だよ」


「お、お兄ちゃんか…。びっくりした…、どうしたの?」


「友達が来てるぞ」


え?こんな朝から?


そう思って時計を見るともう昼過ぎだった。


「おい、聞いてるか?」


「ん?え?…あぁ誰?」


「いいから早く行ってこいよ」


お兄ちゃんに言われ、あたしはパジャマ姿のまま玄関に向かった。すると


「い、委員長!?」


「こんにちは、荻島さん。ごめんなさい急に来ちゃって」