夕日の色

お風呂を上がった後、お父さんとお母さんとお兄ちゃんにおやすみと告げて部屋に戻った。


ベッドに寝転び、目を閉じるとすぐ眠気が襲ってきた。


ああ…和花に、謝らないと…


そんな事を思いながら深い眠りについた。


――――…お……ま………まお……まお…
「真央!」


「ひゃい!」


あたしは誰かの声で飛び起きた。


ドアの隣でお兄ちゃんがクスクスと笑っている。