「わ、和花…」


「真央、どうしたの?…何で泣きそうなの?」


和花が心配そうに見てくる。


自分でも分からない。
何でこんなに胸が苦しいのか。


「ねぇ真央「ごめん!もういいや、帰ろ!」


あたしは和花に笑いかけて言った。和花は何かを察しているようだったけど言わないでいてくれた。


「…うん」


和花は頷いて荷物を持つとあたしに渡した。


そして2人でモールを出た。