夕日の色

奥原と委員長は入ってすぐそこの文房具屋に入った。


「ちょっと真央、なにやってんの」


和花が呆れ顔で言う。
……ん?ホントだ、あたし…何で後なんかつけてるの?


「分かんない…」


「はぁ?」


和花はもう一度そう言ってため息をついた。


すると2人が文房具屋から出てきた。そしてエスカレーターを登って行く。


「あ、行っちゃう!早く!」


あたしは急いでエスカレーターに向かった。


「何でこんな事やってんだろ…」


そう呟く和花の声も聞こえないほどあたしは急いでいた。