廊下に出ると大きなダンボールが1つ置いてあった。


「荻島、悪いけどこれ準備室まで運んで来てくれないか?重い物でも荻島なら大丈夫だろ?」


人が力あるのを良い事にこの教師は…


「良いですけど…。またですか?」


「悪いな〜ほんと。でもお前怪力だから安心して任せられるんだよ」


「あ、会議があったんだった」と言って森谷先生はそそくさと去って行った。


「も〜、人が気にしてる事を言うんだから!やな先生!」


文句を言いながらダンボールを持ち上げた。