その夜、あたしは風呂あがりに牛乳をゴクゴク飲んでいた。


「ぷはー!あー美味しいー風呂あがりにはやっぱり牛乳だなー」


「おじさんみたいな事言うなよ、女子高生が」


お兄ちゃんが台所にきてあたしの頭にチョップをした。


「いーの、家族しかいないんだから」


「お前が嫁にいけるのか心配だぞ、お兄ちゃんは」


そう言いながらお兄ちゃんはコップに水を注いでグイッと飲んだ。


「そういやお兄ちゃん彼女とはどう?」


あたしが聞くとお兄ちゃんはブッ!と水を吹いてゲホゲホとむせた。