永久の誓いからの逃亡

「もう!
どれだけドキドキしたと思ってるの!」

「ドキドキしてくれたの?」

駿くんの家に着いてからの私たちは、噛み合わない言い合いをしていた。

「籍を入れるまで職場には秘密にしておこうって決めたでしょ」

「ごめんごめん。
仕事中はもうああいうことしないから。

ついつい、いじめたくなったんだよ。
俺の写真見ながら、格好良いとか言ってるからさ」

はっ!
それを蒸し返すの?

「…言ってないし」

ポソッと言って顔を背けると、両手で頬を包まれて向き合わされる。