ふと、目が覚めた。


冬の朝にしては、やけに明るい。


ああ、そうだった。


思い出す、昨日の天気予報。


雪が降るでしょう。


今日も、雪が降っているのね。


一度開けたまぶたを再び閉じる。


起きたくない。


だって、またあの背中を見なければいけないから。