君がいた ~夏と海と鮮血の狭間で~

熱さにバランスを崩したのか、
みーちゃんがこっちへ倒れかかってくる。


...え、『倒れかかってくる』?


うそ。


ぎゃあああ!!

「ちょっ、来な」

「来ないで」って言おうとした瞬間、


「へ?」

なにかに足を取られて私はそのまま
後ろに倒れてしまった。


バッシャアアアアン

口の中にしょっぱい塩味の水が入った。


「...えーと、ごめ、」


「もぉぉぉぉぉっ!!」

誰!?

こんなとこにお菓子の袋捨てたの!

ポイ捨てしたらダメって知らないの!?

私は転んだ原因の袋とみーちゃんを
睨みつける。

「大体みーちゃんは...っ」

みーちゃんの濡れた髪からツーっと
水が一筋頬を伝って

...口の中へ