君がいた ~夏と海と鮮血の狭間で~

「ごめんなさい。ごべんなざいぃ〜」

ボロボロ泣きながら声を振り絞った。

「え゙っぐ、うぅ、ひっぐ」

「ははっぶっさいくだな〜」

そう笑うみーちゃんはいつものみーちゃんで

なんだか安心して

「うっさい」

「渚、これ」

「ありがとうヒロちゃん」

ヒロちゃんは女子力高いな〜

どこからティッシュ出てきてるんだろ

「ズビーッズビーッ」

隣で私の鼻をかむ音にお腹を抱えながら笑うみーちゃんを横目で睨んだ。

「でもほんとにびっくりしちゃった。
なっちゃんが死んじゃったらどーしようか と思ったもん」

ちょっと涙目になりながら話す由梨に
大丈夫だから安心してとでも言うように
微笑みながらごめんねと謝った。

普段から心配性で泣き虫な由梨。

きっと今も泣くの我慢してるんだろうな。

「じゃ、おじゃま虫は向こうで大人しくしてるよ!行こっ!比呂くん」

「え!いや、おじゃま虫だなんて!」

「湊くんと少し話しなよ。ね?」

コソッと言った由梨はウィンクをして
ヒロちゃんを連れていった。

まぁ由梨もヒロちゃんと2人で落ち着いて話せるだろうしいいんだけど

やっぱり...

ちょっと気まずいよぉぉ!!


「...まだ横になってた方がいいんじゃねぇの?」

「えっううん大丈夫」

「はぁ...」

ため息だ。

やっぱり怒ってたりするのかな。