先生、




一時間目、二時間目を順調に終わらせて、ついに三時間目。

私はいつも隣のキリの席に集まるヒロ達の話を聞きながら本を読むのが日課だ。

本を読みながら話を聞いてツッコむところはツッコンで、みたいな感じだ。


キーーンコーーンカーーンコーーン。

チャイムは鳴っているのに先生が来ない。

すると後ろのドアの透明な部分から誰かの気配がした。