「千明、大神と秦宮、いいの?」

急に涙が話しかけてきた。

「なにが?」

「だって、あの二人もプールでしょ?」

「えっあっえええ!!」

私は涙の事を気にかけていたから忘れていたのだ…。

(どうしよう……)

「千明、私は大丈夫だよ?」

「えっそんなの悪いよ!」

「大丈夫!話さなければ!」

涙は明るくそう答えてくれた。

「ありがとうううう…」