「咲良さん、どうしたの?」
保健室にいるのは私と先生の二人。
「体調が優れなくて...」
「じゃあこれ書いて、熱計って。」
体温計と体調や気分を書く紙を渡された。
体温計を脇に挟んで紙に名前やら記入欄に質問されている事に答えていく。
一通り書き終わって体温を計り終えるのを待つ。
ピピピピピピピピ…
体温計が鳴って表示されてる数字を見る。
38.2?!
「咲良さん、何度だった?」
そう言われ体温計を見せる。
「あらら、親御さん家にいる?」
「あ、共働きで…」
「一応連絡入れてみるから、そこのベッドに横たわってて」
「わかりました。ありがとうございます。」
ベッドに横たわりボーッとしてるといつの間にか寝ていたらしい。
