先生、




「咲良、ちょうどいいからこれ職員室に運ぶの手伝ってくれないか?」

最悪な頼み事だ...。

「嫌です。」

前川先生は驚いた顔をした。

「えぇ...そんなこと言わずに...」

しゅん...とがっかりした顔をする先生。

(あぁ、負けた。)

「しょうがないなぁ...。早くいきますよ」

「さすが咲良!」