ヒロがそこの輪を抜けて私のところへやってきた。

「お前、また一人になるとか考えてただろ」

「えっ?」

声が裏返ってしまった。

「ぶはっ。」

「何が言いたいのさ!」

「顔に書いてあんだよ。ほら行くぞ。」

「えっ?!」

手を引かれてキリのいる所へ連れてかれた。