「さてと、そろそろ家出るか。」

「うん!」

私とヒロはリュックをしょって家を出た。

学校に着いてクラスに入り、キリに挨拶をして席に座る。

「キリ、今日の時間割なに?」

「三時間目が国語、しか覚えてない」

「わかった」

私はなんでもないフリをしたけど心の中では胸が高鳴っていた。