ピピピピ...

目覚ましの音が部屋に鳴り響く。

朝が苦手なはずのヒロはもう起きて朝ごはんを作ってくれている。

「ヒロ...」

私は昨日の事を謝ろうと思った時、ヒロが私の言葉にかぶせて言った。

「咲良、昨日はごめんな。お前の事頼り過ぎてた。本当にごめん。」

「ヒロが謝る事じゃないから。私もごめんね。きつく言い過ぎちゃった。」

私たちは見つめあってるうちに自然と笑顔で爆笑していた。