「あのな...」

簡単に言うと廊下でその乃亜ちゃんとぶつかった時、乃亜ちゃんがヒロに一目惚れをしたらしい。そこからLINEを追加されて、告白されて...みたいな感じだった。

「好きじゃないなら、振ればいいんじゃないかな...?」

「傷つけたくなくて...」

私は何か引っかかるものがあってその言葉に腹が立ってしまった。

「それって違くない?振っても乃亜ちゃんは傷つくと思う。でも好きでもないのに付き合うのも傷つくと思うけど。」

「じゃあどうすりゃいいんだよ!」

「知らないよ!ヒロの話でしょ?!」

「ああそうだな、お前に相談した俺が悪かった。」

ヒロは呆れた顔をして寝室へ行ってしまった