「どうしたの?」 廊下に出て、玲央くんの顔をのぞき込む私。 なんか玲央くん、緊張してる? なにかあったのかな? 「陽愛」 「うん」 「体育祭、おつかれさん」 「うん!お疲れ様!!たのしかったね!!」 笑顔でそう返すも、あれ?これさっき話したよね?なんて疑問符が浮かび上がる。 玲央くんは、「って、そうじゃねえ!」なんていいながら首を左右に振った。 本当にどうしたんだろう。 「えと、玲央くん…?」 「ああ、悪い…」 ごほん、と咳払いをした玲央くんは、再び私と向き直る。