「すっ、好きとか…そんなこと……」 ただ玲央くんは、同じ中学で周りの男子より少し仲がいいだけ。 一緒にいて楽しいだけ。 お互いに相談もよくするし… ただそれだけで… す、好きとかそんなんじゃ……。 ぎゅっと目を閉じれば。 「ちゃんひな」 また、下から名前を呼ばれる。 …さっきよりも、ずいぶんと優しい声だ。 「……俺は?」 「………え…」 ぱちっと目を開けた瞬間だった。