「見るに見かねたお祖父様が、その子を少しでも自由が出来るようにとここへ連れてきたの」
「・・・」
「そしてここで一人の男の子に会った。それは女の子にとっては初めて出来た友達だった」

それは絶対俺のことだった。

「仲よくなるに連れて、罪悪感が生まれ始めた」
「罪悪感?」

その言葉に小さく頷いた彼女。

「だって嘘ついてるのと同じでしょ」

・・・。

「ごめん。嘘ついてて」

それは、今の彼女から発せられた言葉。