「君は、リキなの?」
「・・・そう思う?」
「正直わかんないけど・・・」
「けど?」
けど、どうなんだろう。
「いや、やっぱりわかんない。でも、あの手紙を見たんだ」
「タイムカプセルの?」
「ああ。あの手紙通りリキが俺に打ち明けたい事があるなら、聞きたい」
彼女は一度瞬きをし、此方を見据えた。
「跡取りの息子を欲しがっていた夫婦に出来た子供は女の子だった。夫婦は男の子のように育てたの。性別が変わるわけじゃないのにね」
そう付け足した彼女はフーと一息漏らす。
「・・・そう思う?」
「正直わかんないけど・・・」
「けど?」
けど、どうなんだろう。
「いや、やっぱりわかんない。でも、あの手紙を見たんだ」
「タイムカプセルの?」
「ああ。あの手紙通りリキが俺に打ち明けたい事があるなら、聞きたい」
彼女は一度瞬きをし、此方を見据えた。
「跡取りの息子を欲しがっていた夫婦に出来た子供は女の子だった。夫婦は男の子のように育てたの。性別が変わるわけじゃないのにね」
そう付け足した彼女はフーと一息漏らす。

