「ちょっとまってて、あ!あった!」

武くんは制服のポケットをゴソゴソと
あさりながら一つのカギを手にしていた。

カギ?なんのカギなんだろ?

私がそう思っていると
武くんはいきなりそのカギを
自分の喉に刺してカチャカチャと
回し始めた...!!

「え、ちょっ!きゃああ!!!」

すると武くんは青い光に包まれて、
その光から現れたのは
さっきまでここにいた武くんではなく

「うぃーっす!」

首元に鍵穴のついたチェーンをつけた
てるてる坊主だった。







「え?え、えええええええええぇぇぇ!?」