「そっかー、りほが相手なら無理だと思ったんだけどな。良かった。りほ、協力して!」 え? 協力って、はづきとひかるが付き合えるようにするってこと? 無理だよそんなの。 嫌だよ…。 なのにあたしは、嫌と言えない。 「いい、よ。協力する。実るといいね…!」 「ありがとう!」 あたしの震えた声には気づかなかったらしいはづきは、恋する乙女の可愛い顔で微笑んだ。