それからは時々話したりしていた。
私はやっぱり恥ずかしくて声も小さくて、顔もあまり
合わせることができないのに君はいつも話を聞いて、
返してくれた。
それが私はとても楽しかった。

君ともっと話したい。
君のことをもっと知りたい。

いつからか、そう思っていた。

そのまま桜の季節になった。