｢あのさ、もうやめなよ｣
そこに日向がやってきた
｢詳しいことは知らないけど友達泣かすって良くないんじゃない？｣
｢日向君には関係ないじゃない！｣
｢あるよ俺、優奈の彼氏だし｣
優奈って読んでんだ
ちょっと前まで柏木だったのに
てか、自分でいっといてなに顔赤くしてんの？
ばかみたい・・・
｢じゃあ、悪いけど優奈借りてくからつーか葵さぁお前、優奈と親友じゃねーかよ
なにもめてんだかしんないけど少しくらい庇ったら？｣
カァーッと、顔が熱くあるのを感じた
日向は優奈を連れて教室を出て行った
二人と話したのはそれが最後だった
