冷たい風が吹き私は震え上がる

ちょっと前まで通りの木は紅葉で染まっていたのに
今では葉が1枚残っておらずはだかんぼうになってる


ふと、隣を見る


そこには誰もいない


まだ、紅葉が綺麗な頃にはあいつが隣にいたのに・・・


あいつは私、佐々木葵の幼なじみの鈴木日向のことである


日向は私に彼女ができた報告をしたとき


「て、わけでこれからは俺は彼女と登下校することになったから
わりーけどお前とはこれからは行けないんだ」


といって申し訳なさそうに笑った


「ふーん。どっちから告白したの?」


私が尋ねると日向は恥ずかしいのか顔が赤くなっていた