物心がついた頃にはすでに隣にいて


いつも一緒に遊んでいた
学校への登下校も一緒だった



いつだったか私はあいつが好きになった


その優しい笑顔を向けられると私まで笑顔になる
その大きな手が触れるとドキドキする


いつも一緒だった


あいつのことなら1番に知ってる自信もある

あいつだってきっと私が好きなはず


でも、ある日あいつは今まで私が見た中で
1番の笑顔でこう言ったんだ


「俺、彼女できたんだ」