LOVEGAMEⅡ



私は慌ててベッドにあったスマホを取り出した。




その画面には及川君の文字が映っていた。





し、しかもこれ電話……!


早く出ないと及川君困っちゃうよね……!
画面を確認し終え迷わず通話のボタンを押す。




『も、もしもし!』




「あ…よかった出てくれて。及川です。」





『ふふっ知ってるよ。それで…どうしたの…?』





「いや…なんとなく電話したかった。特に用はないんだけど。」





『えっ…そ、そうなんだ。』




なんとなくってあり………!?!?


動揺がどうしても隠しきれなかった。





「逆になんだと思った?」




『んー…熱とか…?』




「ふっ…それだったら電話しねーし。」




『だっ!ほんとに心配したんだからね!?』




「はいはい。」




『ねぇ、最近私への扱い酷くないですか…?!』




「気のせいです。」




……ほんとに及川君扱い酷いんだから……!
でもこういうやりとりもなんだか新鮮で楽しいんだよね。