『……。』





私は川瀬れいな高校2年生。
今私は、ある人と今日突然始まったゲームをしています。




「川瀬さんさ、王様ゲームて分かる?」





そう言ってる彼こそ…





及川涼君。杉崎花ちゃんて子からの情報だと、学年一イケメンて言われている人気者らしい。





切れ長な二重、筋の通った鼻、薄い唇、という整った甘い顔立ちと洒落たサラサラな黒髪はまさに王子様。





しかも勉強や運動神経も文句無しの完璧さだから女子は皆メロメロ。いつも彼の周りに女の子が沢山。




そんなモテモテな彼が今私の目の前にいる。