すると……まさかの………
『あ!私王様だ…』
わーい!序盤から引いてしまった王様!!なんか嬉しい♪
その時私の顔は気持ち悪いくらいニヤけてたらしく…
「ぶっ…川瀬さん気持ちが顔に出過ぎ。そんな王様になるの嬉しかった?」
『うん!初めて王様ゲームやって最初に王様ってなんか感動するんだよね〜』
「ほんといつも素直だね。見ていて飽きない。」
『なっそれ私をバカにしてるでしょ!』
「別にー?」
及川君はクスクスしながらそう答えた。
絶対バカにしてるでしょ!この命令で及川君を論破してやるんだから!
私は心の中でそう決心した。

