「女子達は面倒臭いからいつも通り断って正樹に預けてきた。」
『な、いいの…?』
「いい。だってほんとにつまんないし。」
す、ストレートだなぁ……。
「それに図書室好きだし。」
『あ、そうだったね』
そう趣味は読書。及川君は真面目な人。
成績だって学年1位か2位は当然の人。かなり優等生。
『……ってそうじゃなくて、及川君私といたら付き合ってるって疑われちゃうから早く離れた方が…!』「別に俺はいいけど?」
え……えーーーっ!?!?!?
そんなの女子の批判食らっちゃうから!
私みたいなブスといたらヤバイって…!
『よ、よくない!私がダメなの!兎に角今は離れてっ!』
「へー…じゃあ今は離れていいんだ?」
及川君はニヤリと笑った。
あ…
『ほ…放課後以外関わっちゃダメ!』
言葉を改めて私は必死に及川君に訴えると名残惜しそうに
「はいはい。」
といってその場を離れていった。

