LOVEGAMEⅡ


『あそこのシーンほんとよかったよね!』





「ほんと最高だよね!あの主人公の健気な片思いが可愛い過ぎて…もう…」






私達はあれから図書室で借りた少女漫画をイスに座り語ってた。





語るのに夢中になっていると……





ポン。





誰かの両手が私の肩に当たる。





「何読んでんの?川瀬さん」





『!?』




びっくりして慌てて振り返ってみると……





『お、及川君!女子達は…!?』





及川君だった。