『あそこのシーンほんとよかったよね!』 「ほんと最高だよね!あの主人公の健気な片思いが可愛い過ぎて…もう…」 私達はあれから図書室で借りた少女漫画をイスに座り語ってた。 語るのに夢中になっていると…… ポン。 誰かの両手が私の肩に当たる。 「何読んでんの?川瀬さん」 『!?』 びっくりして慌てて振り返ってみると…… 『お、及川君!女子達は…!?』 及川君だった。