『あ!そーいえば今日晴君来たよ』 これは言わなきゃと思ってたこと。些細なことだけど、私にとっては及川君との接点の1つ。 「…らしいね。晴とは会った?」 『ううん、会ってないよ。』 「そう。ならよかった。」 『え、よかったって…?』 「いやこっちの話。」 んー…なんなんだろう…? 『そっか…じゃあもうそろそろ終わらせないと電話賃ヤバイから切るね。』 「ん。じゃあまた金曜日。」 『うん、おやすみ』 「おやすみ」 こうして及川君と私の初めての電話は終わった。