#5 1本の電話
俺)誰だ?
もしもし、
〇〇)あ、もしもし!
櫻田の母です。
俺) すみません。
櫻田って?
〇〇) 櫻田茜…中学時代同じクラスだとお聞きして…
俺) 申し訳ありませんが、そういうの対応できないので…
俺は9年の間にすっかり忘れてた。
だから、
ファンの子のイタズラかと思い、
電話を切ろうとした。
母)待ってくださいっ!
覚えていないんですか!?
うちの子が言ってました、最期に涼介くんに会わせて欲しいって…
まだ、悩みがあるならば聞いてあげたいって…
電話の向こうで泣いてる音が聞こえた。
母) お願いしますっ…!
あの子ガンなんです、、
〇〇)お母さん…もう、いいよニコッ
涼介くんだって忙しいし、
私の事なんて覚えてないよ。
小さな小さな声が聞こえた。
あの透き通るような懐かしい声だ。
俺) 茜…?
その声が全てを繋げてくれた。
俺は中学時代、彼女と仲良くしていた。
よく河原で悩みを聞いてくれた。
でも…
俺がデビューしてから会えなくなった。
ん?
待てよ…
がん!?
嘘だろ…
俺)誰だ?
もしもし、
〇〇)あ、もしもし!
櫻田の母です。
俺) すみません。
櫻田って?
〇〇) 櫻田茜…中学時代同じクラスだとお聞きして…
俺) 申し訳ありませんが、そういうの対応できないので…
俺は9年の間にすっかり忘れてた。
だから、
ファンの子のイタズラかと思い、
電話を切ろうとした。
母)待ってくださいっ!
覚えていないんですか!?
うちの子が言ってました、最期に涼介くんに会わせて欲しいって…
まだ、悩みがあるならば聞いてあげたいって…
電話の向こうで泣いてる音が聞こえた。
母) お願いしますっ…!
あの子ガンなんです、、
〇〇)お母さん…もう、いいよニコッ
涼介くんだって忙しいし、
私の事なんて覚えてないよ。
小さな小さな声が聞こえた。
あの透き通るような懐かしい声だ。
俺) 茜…?
その声が全てを繋げてくれた。
俺は中学時代、彼女と仲良くしていた。
よく河原で悩みを聞いてくれた。
でも…
俺がデビューしてから会えなくなった。
ん?
待てよ…
がん!?
嘘だろ…
