強がりな奥様









「ごちそうさま」




そう言って席を立った彼に声をかける。





「ねえ、私明日から数日
地元に顔だそうと思ってるんだけど
大丈夫?」





「…ん」




あ、朝と同じ。



「ご飯は作りおきして
タッパーに入れておくから。

寒くなってきたからマフラーも出してあるわ

何もないと思うけど体調には気をつけて。」







そう言うと、少し不思議な顔をして部屋へ戻っていった。






不自然だっただろうか、


数日戻らないと告げていれば

私がいなくなったと思わないだろうし、

余計な心配はかけない。





いや、心配なんて、しないと思うけど。








体調に気をつけて、なんて言わない方が良かったかな。

数日いないだけでそういうのはおかしかったかも。




でも最後なんだもん。いいよね。