強がりな奥様







とりあえず、今日を乗り越えよう。



詳しいことは明日考えて、

彼には迷惑がかからないようにしなきゃ。






今日は和食を作るんだっけ。


しじみ、買ったよね。







ただ無心で夕食を仕上げていく。


気付けば脳裏にはお昼に見た光景が浮かんで

手を止めてはため息を吐いて、

泣いてしまわないように口を引き締める。






だんだんと出来上がっていく夕食を見つめて


きっと今日も遅くなって、食べないだろうに。なんて



少し卑怯なことも考えたりして。









それでも、泣きたくなかった。






泣いてしまえば全てが無駄になる気がして。