夢をみましょう

たったテントを見ていると後ろから誰かが飛びついてきた。

「テントの後は宝探しだぉ♪」

この子は侑。小動物系で人懐っこい。

なんか、守ってあげたくなる感じ。

「宝探しって男女ペアだっけ?」

「ぅん!なんか宝探しのペアまでつくる時間なかったんだって!」

(時間つくれよ!!)

心の中でつっこむ智紗桃。

「早く行こッ♪」

「ん~。」




「では、宝探しは最初に配られるカードとどこかに置いてあるボックスのカードを手がかりに探してください。
宝箱は5個しかありませんので、早い者勝ちになります!!」

「では、スタート!!」

今もっているカードに書いてあるのは・・・・

『えねくさこいきわなえのうさなしなろにえあきくる』

「何コレ。意味わかんねー。」

洸輝は後ろで頭を抱えている。

「こんなのもわかんないの??」

「じゃぁ、お前はわかんのかよ。」

「当然!!」

(勝った・・・・!!!)

馬鹿やら阿保やら言ってきた相手に勝った(?)ということで、智紗桃の心ははずんでいた。