「今日は、城香祭で行うゲームについての説明をします。」

(眠い・・・)

智紗桃は机に顔をつけてぐったりしている。

「男女2人でペアになって運動部と頭脳部に2人のどちらかが入るように別れます。
 運動部と頭脳部でそれぞれ、課題を出されます。
 その課題を解くとポイントがもらえます。運動部と頭脳部を合計したポイントを競います。」

(うっわ~。メンドくさそう;)

「ペアはくじで決めたいと思います。」

(マジで。嫌な人となりませんように!!)

先生がくじの入った箱を回して、生徒が順々に引いていく。

智紗桃の番が来た。

智紗桃の番号は「9」

「男女で同じ番号同士の人とペアになってください。」

智紗桃の周りに男子が集まってきた。

「詩音さん。何番??」

「えっ、9番だけど??」

「あぁ~、違った!!」

男子が一気に暗い顔をした。

「僕が9番です。」