しばらく座って待っていると、駐車場に1台の車が入ってきたのが見えた。
何気なく眺めていたら、助手席から降りてきたのは結城さんだった。
そして彼を降ろした車だけがまた駐車場から出ていった。
テーブルに両肘を突きながら掌に顔を乗せぼんやりと座っていた私は、彼を見た瞬間思わず立ち上がる。
店の外と中から、ガラス越しに目が合ったからだ。
機嫌が悪いのかどうかまでは分からないけど…何かを言われるんじゃないかと緊張して胸がドキドキしていた。
リュックを背負って彼の待つ店の外へ出ると、彼に向かってすぐに頭を下げた。
「ご、ごめんなさい。ご迷惑をおかけして…。」
頭上から彼の呆れたため息と声が落ちてくる。
「なんでこんな夜に一人でチャリで帰ってんだよ…」
「この前、雨に降られて駅に置いて帰ってたからつい…」
「だったら、明るい時に取りにこいよ。夜は危ないだろ!」
怒られてしまった。だけど彼の言う事は最もだった。
何気なく眺めていたら、助手席から降りてきたのは結城さんだった。
そして彼を降ろした車だけがまた駐車場から出ていった。
テーブルに両肘を突きながら掌に顔を乗せぼんやりと座っていた私は、彼を見た瞬間思わず立ち上がる。
店の外と中から、ガラス越しに目が合ったからだ。
機嫌が悪いのかどうかまでは分からないけど…何かを言われるんじゃないかと緊張して胸がドキドキしていた。
リュックを背負って彼の待つ店の外へ出ると、彼に向かってすぐに頭を下げた。
「ご、ごめんなさい。ご迷惑をおかけして…。」
頭上から彼の呆れたため息と声が落ちてくる。
「なんでこんな夜に一人でチャリで帰ってんだよ…」
「この前、雨に降られて駅に置いて帰ってたからつい…」
「だったら、明るい時に取りにこいよ。夜は危ないだろ!」
怒られてしまった。だけど彼の言う事は最もだった。

