走りはじめてすぐ、前方にコンビニらしき灯りが見えてきた。
疲れ切っていたけど、少しだけ力が戻ってくる。
中に入り、ペットボトルのお茶を手に取りレジに並んだ。
会計を済ませ道を聞こうとしたその時、背中に背負ったリュックの中から着信を知らせるスマホの振動が伝わってきた。
後ろに人が並んだので一度退いて、イートインスペースに向かった。
椅子に座り、スマホを取り出すと登録のしていない番号のみが表示されていた。
一瞬だけ出るのを躊躇したけど電話に出た。
「…もしもし」
『もしもし!?お前今、どこにいんだよ?』
第一声のそれだけで、少しだけ不機嫌にも聞こえるその声の主が分かってしまった。
そしてそれよりも何よりもその声を聞いて、途端に安心感を覚えてしまった自分がいた。
『おい!無事なのか?聞こえてんのか?』
疲れ切っていたけど、少しだけ力が戻ってくる。
中に入り、ペットボトルのお茶を手に取りレジに並んだ。
会計を済ませ道を聞こうとしたその時、背中に背負ったリュックの中から着信を知らせるスマホの振動が伝わってきた。
後ろに人が並んだので一度退いて、イートインスペースに向かった。
椅子に座り、スマホを取り出すと登録のしていない番号のみが表示されていた。
一瞬だけ出るのを躊躇したけど電話に出た。
「…もしもし」
『もしもし!?お前今、どこにいんだよ?』
第一声のそれだけで、少しだけ不機嫌にも聞こえるその声の主が分かってしまった。
そしてそれよりも何よりもその声を聞いて、途端に安心感を覚えてしまった自分がいた。
『おい!無事なのか?聞こえてんのか?』

