ガルボアの一生

「っ!」

むせかえるような血の臭いが鼻につく。

俺は、息を止めた。今起こっている状況を整理しようと
、頭をフル回転にしてても追い付かなかった。

なんで…いきなり?

ふっと前を見るとついさっき俺から鍵を取られたラインが血を流しながら倒れていた。そこに、ミワが子供を抱き寄せているのが見えた。

ミワ!

俺はミワに駆け寄ろうとした瞬間、頭部から強い衝撃が来て視界が段々霞んでいった。

ミ、ワ

ドスンと音を立てて俺は倒れた。