「ねーちゃん、また俺の部屋から本取ってっただろー」
小学4年生の弟(隆)は私よりはやく起き既に朝食を食べ始めている。朝から大きい声で頭に響く。
「あぁうん。戻しとく」
私は曖昧な返事をしてダイニング席に座った。
「そう言えば桜、珠希ちゃん家族でニュージーランドの親戚のところに行ってるみたいだから来週までは申し訳ないけど学校一緒にいけないってメール来てたわ」
「へぇーニュージーランドか。私も行ってみたい、お母さん私も連れてって〜」
「そんなお金うちにはありません!」
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